犬種コッカ

犬種コッカー・スパニエルとは、元々狩場で鳥などの獲物を探し出して飛び立たせたり、回収したりといった役割をこなす為に作られた犬種です。その為藪の間をやすやすと潜り抜けられる程度に小さく、大型の獲物でも運べる程度に大きくといった体型をしていることも特徴でしょう。
狩猟の補助を目的としてつくられた犬種のコッカー・スパニエルは獲物を運びやすいように鼻口が幅広くなっており、体高が体長よりも僅かに高くなっています。大好きな狩りに夢中になっている時は、よく尾を左右に動かす傾向があります。また、活力のある力強い足取りで歩きます。
また長毛犬種のコッカー・スパニエルは、その毛にも特徴があります。適度な長さの披毛は絹のように柔らかく、まっすぐか、少々ウェーブがかかっています。ところどころについている飾り毛は狩りの邪魔にならない程度の長さで、体を守る役割を担っています。また、優しいながらも威厳を保った表情をしています。
ディズニーの映画「わんわん物語」のヒロインとして有名になり、日本でも一時期ブームになりましたが、披毛の管理などの問題から以降の人気は下降ぎみである模様。これは元が猟犬種のコッカー・スパニエルは見た目に反してたくさんの運動を必要とする、ということも原因のひとつであるようです。
しかし猟犬種のコッカー・スパニエルは主人に対する忠誠心の深さも併せ持ち、また愛らしい外見もあいまって愛玩犬としては非常に適していると言えます。
ウエストミンスター展でアメリカン・コッカー・スパニエルが連続BISに選ばれた十年後の1950年には、なんとコッカー・スパニエルの登録数は全米で第一位にもなっているのです。
このアメリカン・コッカー・スパニエルは口吻が短く、頭蓋はドーム状で彫が深い、背は短く直状で、後肢の角度が深いなど、多くの点でイングリッシュ・コッカー・スパニエルと異なっていますが、猟犬種としての資質や、コッカー・スパニエル独特の快活な歩き様などは健在だと言えるでしょう。
飼育の際の注意点はいくつかありますが、ここではその代表的なものを挙げておきます。
まず耳が垂れ下がっているため、不潔になりやすいこと。外耳炎予防のため、いつも清潔な状態にしておきましょう。
また眼病も多く見られます。これは遺伝性の場合も多いので、購入の際には血統をよく確認しておきましょう。
皮膚が油っぽく、脂漏症などの皮膚病にかかり易いことへの注意も必要です。ブラッシングやシャンプーなどを適度に行ってください。
最後に、これは何度か述べましたが、猟犬種ですのでたくさんの運動を必要とします。本来が活発で遊び好きの性格のため、運動不足によるストレスが高じて病気にかかってしまうケースもとても多いので、まめに遊んであげるようにしてください。